手術室看護の特徴
当手術室は、整形外科、外科の手術に特科しています。
整形外科の手術は人工関節置換術、骨折観血的手術(プレート、スクリュー固定、髄内釘など)、脊椎手術を施行しており、外科の手術は消化器全般の手術を行っています。整形外科の手術は特殊器械を用いる手術であり、器械出し看護師は器械の用途、使用する順番を熟知し、手術手順に応じて術野を確認しながら先々必要器械を医師へ提供していかなければなりません。また、外回り看護師は、患者の個別性を看護に反映させるために術前訪問を施行し患者把握と不安を緩和するコミュニケーションを行うよう努めています
また、高齢あるいは骨折などで可動域制限のある患者が多く、安全、安楽に重点を置き看護を提供しています。具体的には、可動域制限を考慮した体位固定と除圧を施行すること、皮膚と表在神経を損傷しないための工夫、さらには体温管理、感染管理にも留意しています。
リスク管理については、タイムアウトによる患者確認と、器械、ガーゼ、材料の数のカウントを徹底しています。
手術件数 (2021年)
診療科 | 件数 |
---|---|
整形外科総数 | 515 |
人工関節手術 | 141 |
外科 | 125 |
皮膚科 | 6 |
合計 | 521 |
手術室数
3室あり、2室はバイオクリーンルームです。
看護体制
1症例につき、器械出し看護師1名、外回り看護師1名を配置しています。
夜間、日曜祝日はオンコール体制をとっており、2名の看護師で緊急手術に対応しています。