消化器内科について
消化器内科の紹介
消化器内科では、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸の消化管と、肝臓・胆嚢・膵臓等の消化器全般を含む、『おなかの病気』の診断・治療を行っています。
診療内容
当院では、各種内視鏡検査・超音波検査・CT・MRI・胃透視・小腸透視・大腸の注腸検査等を行っています。
内視鏡検査・治療には最新の設備を導入し、希望される患者さんには鎮静剤等を使用して検査の苦痛を軽減するように努めています。
治療としては、消化器出血に対する内視鏡止血術、食道静脈瘤結紮術、内視鏡的胃瘻造設術、内視鏡的胃・大腸ポリープ切除術を行っています。
慢性肝炎や肝硬変の患者さんに対しては、最良の内服・注射等による継続加療を行いながら、定期的な超音波検査・CT検査・MRI検査等の精密検査を行い、肝臓癌の早期発見に努めています。
検査
- レントゲン撮影・血液検査
- CT・MRI・MRA
- 各種内視鏡検査
- 超音波検査
- 透視撮影(胃・小腸)
- 注腸検査(大腸)
内視鏡下手術
- 胃・大腸のポリープ切除術
- 消化管出血に対する内視鏡的止血術
- 胃・大腸の早期癌に対する内視鏡的粘膜切除術
- 食道静脈瘤に対する内視鏡的治療の結紮術・硬化術
- 胃ろう造設術
- 総胆管結石に対する内視鏡的乳頭括約筋切開術・結石破砕・採石術
- 閉塞性黄疸に対する各種内視鏡的減黄術(ENBD、ERBD、ステント挿入術)・経皮的減黄術(PTCD)
AIを用いた最新鋭の内視鏡機器 OLYMPUS EVIS X1 導入しました
内視鏡分野で長年に渡って世界をリードしてきたオリンパス社が8年ぶりのフルモデルチェンジをはたした 最新・最上位機種となる内視鏡システム「EVIS X1」を2025年2月に導入しました。
AIが画像を解析してリアルタイムに病変の存在予測をお知らせします。
オリンパスの消化器内視鏡システムは、胃食道逆流症、胃潰瘍、クローン病、セリアック病、大腸がんをはじめとした消化器の上部・下部の病気や病変に対して、医師による診断、治療、観察に活用されています。
もっとも一般的な使用用途の一つとして、医師が内視鏡を通して病変の粘膜を観察し、がんにつながる可能性のあるポリープを切除することなどがあげられます。
「EVIS X1」に追加された独自のイメージング技術により、異変を視覚化することで、医師の支援に貢献します。
また、内視鏡の操作部にErgoGripを搭載し、従来の操作部より10%軽量で、人間工学に基づいて快適で安定したスコープの操作性の向上に貢献しています。
近畿大学 消化器内科 主任教授 工藤 正俊 先生による 消化器・肝臓専門外来が始まりました。
月1回になりますので、診療日に関しては事前にお問い合わせください。工藤先生による消化器・肝臓専門外来のご案内
~ 工藤先生からのメッセージ ~
2024年1月から月1回診療させて頂くことになりました。
私はかつて神戸市立医療センター中央市民病院で18年間消化器内科医として勤務した経験がありますので西宮も大変馴染み深い土地です。
さて消化器の病気には食道、胃、小腸、大腸、肝臓、すい臓、胆のう、胆管など幅広い臓器の疾患が含まれます。
日本人のがんによる死亡のトップ5にはこれらの「消化器がん」が多く含まれますので、その早期発見・早期治療はとても重要です。
特にすい臓がんや大腸がんは近年、増加の一途をたどっておりますので、超早期の「サイン」を見逃さないことが重要です。
また肝臓ではお酒を飲まなくても生活習慣病から肝硬変や肝がんに至る非アルコール性脂肪性肝障害が増加しておりますので注意が必要です。
内視鏡検査、超音波検査などはこれらの病気の早期発見には欠かせません。
その他、がん以外の消化器の病気全般においても高度で質の高い診療を行いたいと考えています。