「安心」と同時に「負担を少なくする」最新の医療機器
ここには「安心」と同時に「負担を少なくする」というテーマもあり、レントゲンの代わりに横になっているだけでたくさんの情報が得られる低侵襲のCTや、心臓を止めずに且つ造影剤も半分で済む心臓CTなど、体だけでなく気持ちの負担も少なくできる新しい医療機器の導入にもかなり力を入れています。高齢者はもちろん、すべての患者さんに優しい医療の提供ができるというのは私たちにとっても嬉しいことです。
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AI搭載 新型 3.0テスラMRI装置 2024年4月導入
2024年4月、新時代に求められる生産性と再現性を追求した3.0テスラMRI装置(MAGNETOM Lumina)を導入しました。
今回導入した3.0テスラMRIは、AI(人工知能)技術を用い、撮像時間の短縮や今まで見えにくかった細かい血管なども、明瞭に抽出する事が可能です。
また、旧型に比べワイド(70cm)な空間設計となり、設定時間の短縮やサイレントモードなど各種最新機能を併せることで、検査時の身体的負担を大幅に軽減することができました。
快適な環境で安心して速やかなMRI検査をお受けいただけます。
超低線量撮影、造影剤量低減を実現する新世代CT装置を導入
- 検査により一般撮影と同等の被ばく線量*で検査が可能になります。
- 最大で半分の造影剤量で検査が可能になります。
- 高速撮影が可能な為、検査時間が従来より短縮できます。
- 検査の内容・患者さんの体格などにより低減率は異なります。

CT検査の被ばく線量
一般的にCT検査1回あたりの被ばく線量は10mSv前後と言われています。それに対して胸部レントゲン検査1回あたりの被ばく線量は0.1mSv前後と言われています。今回導入のCT装置ではレントゲン検査と同等の被ばく線量で検査を受けていただくことが可能になります。CT検査は情報量が多く、特に肺がん検診での有用性の報告が多数出てきています。また内耳・副鼻腔領域、整形領域などにおいても一般撮影と同等の線量で検査を受けていただくことが可能になります。
- 検査の内容・目的によっては適応できない場合もありますが、最新の被ばく低減技術により従来の装置と比べて少ない被ばく線量で検査を受けていただけます。
痛み軽減、高画質に乳房内部を描出する 高性能デジタルマンモグラフィを導入
マンモグラフィ検査について
マンモグラフィ検査は、ごく微小な乳がんや通常見つけにくい早期がんの特徴の一つである微細な石灰化を写し出すことに優れています。
痛みを最小限に抑えながら高画質に乳房内部を描出
乳房X線撮影は乳房を圧迫して平らにして行います。 圧迫は痛みを伴う場合もありますが、ガンの早期発見のため、とても重要です。
当院のマンモグラフィ装置は乳房の特徴に合わせて圧迫する機能を持っておりますので、痛みを最小限に抑えながら高画質に乳房内部を描出します。

痛みを軽減:最適な圧迫圧で自動停止(最適圧迫機構:Op-comp)
乳房厚がこれ以上変化しないことを検知し、最適な圧迫圧で自動停止する為、個々の乳房に最適化された撮影条件で検査が行え、痛みを軽減することができます。
乳房圧迫板の材質は適度にやわらかさがあり、包み込むようにやさしく圧迫します。
骨密度測定装置
当院の骨密度測定装置を、2013年に最新鋭のDXA装置(GEヘルスケア・ジャパン製 PRODIGY Fuga)に更新し、患者様に、より安全に、より正確かつ迅速に行うことが可能となりました。
- 被ばく量がきわめて少ない
- 精度の高い測定ができる
- 骨折しやすい部位を測定し、骨折リスクを評価する
- わかりやすく、充実した検査結果レポート

PRODIGY Fuga(GEヘルスケア・ジャパン㈱)
うつ病等を数値化し、客観的な診断を目指す光トポグラフィー(心の病気)

この検査でわかること
- うつ症状に対して、装置による客観的な脳機能の数値評価ができます。
- 初診時や治療経過において診断の正確性を高めることができます。
- 症状の早期改善や、重症化予防、社会復帰の促進が見込めます。
- ご本人やご家族が理解しやすい、視覚的な説明が可能になります。